【初心者向け】2017年6月の米国FOMC〜利上げと量的縮小からの円安と日本株高〜

FOMCとは

FOMCとは米国の金融政策を決める最高機関です。日本における日銀金融政策決定会合のアメリカ版と理解してください。通常、6週間に1度行われています。

1-1.6月14日まで開催されていた 米FOMC

決まったことの主な内容は以下の2点です。

  • FF(フェデラルファンド)金利の誘導目標を0.25%上げて1.25%に
  • 年内にバランスシートの縮小

概ね無難な通過であったと言えるでしょう。

2-1.米国の利上げについては市場の想定通り

利上げについては、概ね市場の想定通りでした。むしろ、マーケットに十分に「利上げ」を浸透させてから、実施したといった方が良いかもしれません。

今年は、12月にもう一度、利上げされるのではないかというのが、コンセンサスです。

2-2.利上げは景気が良い時に実施される金融引き締め政策

金利を上げることで、市場の通貨量が減少するように働きかけるます。すなわち、利上げを行うことができる米国経済は好調であるとみることもできます。

2-3.米国の利上げにより金利差拡大から円安に

日本は、16日の日銀金融政策決定会合において、金融緩和政策の現状維持を発表しました。つまり、日本は、引き続き

  • マイナス金利+金融緩和

一方、米国は、

  • 利上げ+バランスシート縮小

つまり、日本の金利は現状維持、米国の金利は上昇しますので、金利差が拡大します。一般的に金利の高い通貨が買われやすくなりますので、円安が進行すると考えます。円安は、輸出企業が多い日本株にはプラスの影響を与えます。

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2-4.日本株は世界的に出遅れおり、仕込みの好機

米国の株価は史上最高値を更新するなど好調が続いています。日本株は冴えない展開が続いていますが、米国企業と比べて、日本企業の成長が鈍化しているのかというとそうではありません。今期の日経平均のEPSは過去最高を更新する見通しです。従って、為替が円安に振れたタイミングでは日本株の見直しが期待できるのではないでしょうか。

3-1.バランスシートの縮小について

リーマンショック以降の金融緩和政策において、米国FRBは多くの資産を買い入れることで、市場に資金を供給してきました。この、たくさん買い込んだ資産を縮小していこうというのが、バランスシートの縮小です。「量的金融引き締め」ということができるでしょう。

3-2.需給面で株価上昇の圧力となる可能性

当面は、国債の償還金などを再投資しないでおくといった政策が取られる見通しではあります。今回、バランスシート縮小の開始時期は明確に示されませんでしたが、実際にバランスシートが縮小されるとなると、受給面での心配が生まれます。

ただ、大きなインパクトとならないように、マーケットに十分折り込みながら利上げを実施しています。つまり、これまで通り十分に市場と十分に対話をしながら、バランスシートの縮小が行われるとみてよいと思います。

個人的な心配事

最近、世界的にテロが頻発している中で、米国株が大きく上昇してきました。マーケットはテロに慣れてしまったのか、その地政学的あるいは政治的なリスクが十分にマーケットに織り込まれているのか、分からなくなることがあります。

また、米国は景気が良いので利上げするといった見方もできますが、足元の個人消費の落ち込みを一過的なものと判断するのはやや楽観的な気もします。修行僧の独り言でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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